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萩焼の歴史

萩焼について

萩焼の歴史

 萩焼の起源は、約400年前にさかのぼります。
 
豊臣秀吉の文禄・慶長の役(1592〜1598年)で、朝鮮より引きあげる際に、陶工を一緒に連れて帰りました。
 
この陶工の李勺光(り しゃくこう)と、翌年呼び寄せられた弟の李敬(り けい)が今の萩焼の祖といわれています。
 
 後に毛利輝元が、安芸の国(広島)で二人を預かりました。1600年の関ヶ原の戦いで敗れた毛利輝元は、領地を中国8か国120万石(現中国5県)から周防・長門の2か国36万石(現、山口県)に減らされ、居城を萩の地に移すことになりました。
 
これとともに、毛利藩の御用窯として開窯し、幕末まで続き、現在に至っています。
萩登り窯風景

萩焼の特徴

 萩焼の大きな特徴は、焼きあがりの土の柔らかさと、その吸水性にあります。
 
 高火度で比較的短時間で焼成し、土味を残すため、商品の感触が柔らかく、土があまり焼きしまっていないので軽く、保温性をもっています。

 さらに、吸水性があるために、長年使っていくうちに茶や、酒が浸透して、茶碗の色彩が変わり、茶人の間では「茶馴れ」といって珍重されています。

 また、形・装飾に素朴さがあり、絵付けなどはほとんどなく、土の配合・釉薬(うわぐすり)のかけ具合、へらや、刷毛目による表情が楽しめるのも特徴です。

萩焼のお手入れ方法

萩焼のお手入れ方法

萩焼のお手入れ方法 〜末永く萩焼をお使いいただくために〜



このたびは、萩陶苑の萩焼をお買い上げいただきありがとうございます。
ご使用の前に、必ずお読みください。

1 はじめて使用する際は、一晩水に浸け、包装材のほこりやにおいを取り除きます。

2 萩焼の高台には釉薬がかかっておらず、砂を含んだ陶器の底はざらざらし、テーブルを傷つける場合がございます。敷物をしいてご使用になるか、高台(糸底)に触れてみて、ざらざらが気になるようでしたら、ヤスリやサンドペーパーでなめらかになるように処理をされることをおすすめいたします。

3 萩焼は、土の粒子と粒子の間が磁器ほどしまっていません。そのため、水もれする場合がございます。お使いいただくうちに茶渋等の浸透により、自然に止まります。
弊社商品に関しましては、水が漏れにくい加工をしておりますが、万一漏れが続くようであれば、一度製品をよく乾燥させた後、おもゆやフノリを入れ、6時間ほど浸けておく止まります。

4 食器類は、酸味や油分、酒類などの強い食品を入れたまま使用すると貫入に浸透し、シミや異臭、べとつき、原因となりますので、長時間それらを入れたままの状態でのご使用は避けてください。ご使用前には、水に浸け、充分に水を吸わせておくと、料理の汁気や、脂気を吸いにくくなります。また、ご使用後の食器も、なるべく早く温水に浸けこむなど、時間を置かないように気をつけてください。

5 器は、よく乾燥させてからしまってください。水気が残っていると、カビの原因になることがあります。特に萩焼は、水気を吸収しやすいため、完全に乾燥させてから、収納するようにしてください。

末永く萩焼をご使用いただけると幸いです。

萩焼作家の紹介

萩焼窯元椿秀窯・萩陶苑で取り扱っている萩焼作家のご紹介ページです。


萩焼窯元椿秀窯 竹下敬三
■竹下 敬三(Keizo Takeshita)

1979年より萩焼に入る。花器、酒器、食器など多種を作陶するが、中でも茶道の経験を生かした抹茶碗に定評がある。
萩焼の特徴を生かした作品作りを得意とし、タタラ作品や変形作品にも意欲的に取り組んでいる。

萩市美術展 奨励賞 受賞
九州山口陶磁展 オブジェ「暁雲」第一部二位 受賞
萩市美術展 萩地区広域市町村圏組合特別賞 受賞
明治神宮奉献など



萩焼窯元椿秀窯 庄圭一郎
■庄 圭一郎(Keiichiro Sho)

七代目兼田三左衛門に師事し、1993年より萩陶苑・椿秀窯にて作陶。
刳り貫きの壷などで山口美術展に入選し、表面に技法をこらした作品を得意とする。

九州山口陶磁展 テレビ山口賞 受賞
日清めん鉢大賞 入選
西日本工芸展 黒彩雲流花器 入選
山口県美術展 オブジェ「ZU・KA」 入選
萩市美術展 萩市教育長賞 受賞



萩焼窯元 椿秀窯 進藤 豊
■進藤 豊(Yutaka Shindo)

11世 坂高麗左衛門に弟子入り後、1988年緑栄窯での修業を経て、2008年より萩陶苑・椿秀窯にて作陶。
個人の陶芸家としてではなく、職人として「良いもの作り」目指して、萩焼を作っている。
ろくろの技術・釉薬・粘土・窯焚きの知識は豊富。
使う人、使うシーンを考えながら日常使いの萩焼を日々製作している。



萩焼窯元 椿秀窯 吉岡恵
■吉岡 恵(Megumi Yoshioka)

萩女子短期大学陶芸コースを卒業後、萩陶苑にて作陶。
「いつも手に触れていっしょに暮らして行きたい。」そう思える器を作ることを心がけている。
ふんわりとした女性ならではの色合いやフォルムで、かわいらしさと柔らかな質感が魅力。


■田中 講平(Kouhei Tanaka)

日本伝統工芸展 5回入選
日本陶芸展 (ビエンナーレ)5回入選
一水会陶芸展 「一水会賞」 受賞
日本工芸会四国支部 「奨励賞」受賞 など。


■中原 國輔(Kunisuke Nakahara)

1975年より萩焼を作陶。多種類の作品に挑戦し、山口美術展、九州山口美術展、西武工芸展に入選。
また、拓青美術会会員としても活躍中。


■椋原 佳俊(Kashun mukuhara)

1967年より萩焼に入る。茶道具を中心に作陶し、1972年より連続で山口美術展、九州山口陶磁展に入選。
1974年古畑窯開窯。
東京を中心として、赤坂ギャラリー、東急百貨店、東武百貨店にて個展。
以後、田部美術館茶の湯造形展、淡交茶道美術公募展に入選。



■船崎 透(Tohru Funasaki)

1964年 第十二代三輪休雪に師事。
2002年 第九十九回九州山口陶磁展 第2位 受賞
2003年 第五十三回萩市美展 大賞
2007年 西日本陶芸選抜30人展 出展



■小松 健(Ken Komatsu)

白萩・地割の鬼萩などの土味を得意としている。



■山根 清玩(Seigan Yamane)

長年の鍛錬が開花した”清玩ブルー”で、土に命を与える作陶を目指している。



■松尾 邑華(Yuuka Matsuo)

1971年 九州山口陶磁展 入選(以後10回以上入選)
1979年 日本現代工芸展 入選(2年連続入選)
1980年 中国現代工芸展 市長賞 受賞
2006年 国民文化祭陶芸展 佳作賞 受賞
2007年 第104回九州山口陶磁展 入選

萩焼ができるまで

萩焼窯元・椿秀窯の萩焼ができるまで・・・・と画像とともにご紹介します。

あくまで、当窯の製造工程になりますのでご了承ください。

萩焼 土練り萩焼  ろくろ萩焼  機械工程
1、粘土作り2、成形(ろくろ)2、成形(機械成形)
萩焼の主原料となる土「大道粘土」や鉄分を多く含む「見島土」、大道土に混ぜて使う「金峯土」などを用います。
当窯では、「土練機」という機械を使用し、土づくりを行っています。
粘土の中の空気をしっかりと抜き、真空にし、粘土の成分を均一にするために、機械を使用しています。


ろくろや、手びねり、たたら成形など、手作業で丁寧に行います。
また、当窯では、製品の品質を一定に保つため、成形段階で機械を使用し、ひとつひとつ手作業で仕上げを行っていきます。

萩焼  削り萩焼 仕上げ萩焼 たわみ
2、成形(削り)2、成形(仕上げ)2、成形(仕上げ)
表面や高台を削って、形を整えていきます。


表面の削りかすなどを、きれいにしてしあげます。


デザインで、わざとたわみをつけた商品などは、この時点でたわみをつけて、器のデザインを整えます。


萩焼 化粧がけ萩焼 化粧がけ
3、化粧がけ
異なった色の土を掛けて模様や色をつける化粧がけで、味のある風合いを生み出します。


萩焼 乾燥萩焼素焼萩焼 施釉
4、乾燥5、素焼6、施釉
生地の水分がなくなるまで、十分に乾かします。
季節にもよっても違う乾燥時間。ゆっくりと、まんべんなく乾かします。

約800度の温度で10時間。徐々に温度を上げて焼き上げます。

最終的な色合いをのせるための釉薬を掛けていきます。
釉薬の濃度が一定になるように、撹拌しながら掛けていきます。
商品のデザインによっては、針金を掛けて施釉をします。


萩焼 窯積み萩焼 本焼萩焼 窯おろし・水止め
8、窯積9.本焼10.窯おろし・水止め
施釉後の商品を台に積んでいきます。大きさ・焼きあがりの色合いなど計算しながら積んでいきます。

当窯では、ガス窯を使用しています。
12時間程度、約1200度まで温度を上げて焼いていきます。
ガス窯で焼き上げても、まったく同じ色合いをものは生まれません。
その日の風の強さ、温度などが微妙に色合いを左右します。



焼きあがった商品は、窯から降ろされると同時に、その場で商品をランク別に仕分けします。
萩陶苑の中にも、ランク付けがあり、厳しい検品基準をクリアしたものが、倉庫へ入り、保管されます。
その際、萩陶苑では、ひと手間かけて、すべての商品に撥水加工を施しております。
この撥水加工が、萩焼を永くお使いいただくための大事な工程と私たちは考えています。


※窯降し時により分けられたものの中で、色合いや小さな鉄粉、ピンホールなどで基準落ちしたけれど、使用するのには全く問題のない商品等は、アウトレット品として、ギャラリーなどで、お安く販売しています。

萩焼  検品・出荷
11、検品・箱詰め・発送
ご注文をいただいてから、再度商品をひとつひとつ検品します。ひとつひとつ違う色合いの萩焼の器を、なるべく色の近いもので組み合わせて、箱詰め・包装して、出荷をしています。

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